【入院あるある】大部屋でよくある話 徳さんと僕、ときどきくちゃじい
徳さんと僕
大部屋ならではエピソード
大部屋になると、色んな人が立ち代わり入院してきては退院していく。
長期の入院となると、様々な人間模様に触れる機会になる。
同室になり一緒に過ごす上で、その人の人柄や性格など音だけで想像して楽しむという新たな遊びを与えてくれる。
逆を言えば、音もなくひっそりとしている人ほど、性格がわからない。
そんなつかみにくい性格の徳さんについて少しだけ触れていきたい。
徳さんとは
私がこの大部屋に入室してきて、2日後とかほとんど変わらない時期に入ってこられたくちゃじい、私に継ぐ長期入院患者さんの一人だ。
徳さん
・40半ばくらい、かなり痩せられてる、
・入院歴はかなり長いみたい(入退院繰り返してる)
・バリカン持参で看護師さんに剃ってもらってた
・毎日、リハビリ(病院内で軽い運動)
・マイ入院セットをリュックに常備してる
・午後の紅茶(ストレート)大好き
徳さんは入院セットをレンタルしていないが、マイ浴衣を常に着用している。
バリカンで丸められた頭、マイ浴衣がはだけた際に見える少しやつれた姿は
とても、徳の高い僧侶のように見える。
さらには、看護師さんに対する対応もすごく丁寧で、不満を言ってるところも聞いたことがない。
生活音も皆無で、同室にいても気配を消している。
まさに修行僧である。
これまで大部屋のマウンティング対決やサトラレエピソード、色んな事があったにもかかわらずほとんど語られなかった徳さんとのエピソードを紹介する。
大部屋配置図
新入りの手術後事件
以前、トゥイッターでも呟いたのだが、新入りが深夜に電気をつけてガサガサやっていた事件の事。
徳さんは新入りの真横であったため、一番被害にあわれてたと思う。
新入りが電気をつけガサガサしていて、起きてしまって寝付けないのか、カーテンを開け外に出て行ってしまう徳さん。
まぁこのご時世なかなか注意できないよね、、っと思いながら。
徳さんが戻ってきても、まだガサガサやってる新入り。
ここで、私は一発目の注意『今何時やおもてんねん、ぼけ~!』
っとこの辺りは別記事でその時の私の想いと一緒に載せたいと思ってます。
やり方に賛否あるので、なるべく丁寧に書いていくつもりですw
そんなやり取りがあり。
翌朝、看護師さんから師長にうまやんさんがもめていると報告されていた件でw
その次の日の担当看護師さんが仲良くなった3年目の小動物系看護師さんだったので、看護師内でうまやん要注意人物扱いされてない??
っとさりげなく聞いていると。
小:あーなんかあったみたいですねーw
うま:やっぱうわさまわってるやんーーー!
きちんと状況説明。
小:あ。でも同室の(新入りの横にいた)患者さん(徳さん)からも、夜中こんなことあって誰かが注意してくれて助かったーって言ってたんで。注意したことは間違ってないと思いますよ。
うま:(…徳さーん)ならよかった。
普段なにも語らない、徳さんが感謝してくれてた。
その事実だけで私の心は救われた気がした。
くちゃじいは特に何のフォローもなかったとさw