【入院あるある】大部屋でよくある話 サトラレ編4
救世主(メシア)現る!
大部屋ならではの楽しみ方
そう、大部屋において周囲の人間の観察ほど退屈しのぎになるものはない。
どういった人間で、どういう生き方をしてきたのか。
その人となりを見ながら集団生活において、こういうことをすると周りは気にするのかな…等の気づきも与えてくれる。
大部屋ならではの貴重な経験ができている、そうそれだけで幸せなのだ。
前向きにとらえていたけど…
サトラレの影響
『ふーふーっ、はぁつかれた』など心の声を常に発してしまう。
本人は声を出していることに気づいていないのであろう。
今の感情から、世間の愚痴まで思っていることを発していないとダメみたい。
シリーズ化しているがここまでまだ2日間の出来事であるw
それだけネタを提供してくれてるってこと!?
すでに一人 まっすーを撃墜し、サプじいも入室したて手術前のナーバスな時期…
これは深刻な影響が出始めるかもしれない。
大部屋にかつてない暗雲が立ちこめようとしていた。
病室配置図 (筆者 窓際)
サトラレ エピソード4
一人抜け、また一人すぐに補充される…
この無益な消耗戦に終止符を打つ存在が!
手術を控えているサトラレの体調もそんなに良くない状態のため、これまでの看護師さんは本当に大変そう。
部屋を担当してくれる看護師さんは、サトラレ以外の患者さんにも配慮しながら、サトラレにも目いっぱい気遣いをする。
まぁそうだよね、急に容体悪くなったらまずいし。
そんな中、以前担当看護師さんデータで紹介した 超サバポチャ看護師4年目Sさんが大部屋担当となった。
バイタルチェックの時に色々世間話をするのもなかなか大変な、このSさん…正直初めはすこしー苦手でしたw
しかし、まさかこの方が大部屋を救うメシアだったとは!
朝、担当看護師Sに変わります~(Sさん)
サトラレ『おーはぁーSさん、よろしくなぁー』『いつもわるいねー』『はぁーいたいいいたい』『ごはん食べれるかぁ、心配じゃぁ』
Sさん『・・・』無視
私 えっ!?
これまでの看護師さんはサトラレの発することに全て反応していたのに…Sさん…
Sさん『じゃなにかあったらナースコールおしてくださいねー』
サトラレ『あーあー、そうじゃー』『あれどうしたかのー』
Sさん『・・・』行ってしまった
私 完封勝利!! ヨシッ!思わず心の中で叫んだ笑
サトラレは状況を把握できていない、無理もない…これまでできていたコミュニケーションが取れないのだ。
少し大人しくなり、なにやらぶつぶつ言っている。
そして、ついにその時がやってきた。
お昼の時間になり、食事の補助をするためにメシア登場。
普通の看護師さんの場合は『そんなことないですよ~』など優しい受け応え。
しかし、Sさん『〇〇さん、言葉出さなくていいですから』ピシャ!
それでも続けるサトラレ『いやーほんとうに…』『つらいのになぁ~』
Sさん『〇〇さん、うるさいですよー、周りの人迷惑してますからー』
同室5人『うおぉぉぉぉーーよく言ってくれた――!!』
これが噂に名高い、ジョホールバルの歓喜である。
その後も、サトラレの独り事をことごとくファインセーブ。
通路側を歩いてるSさんに少しでも独り言を声に出そうものなら
Sさん『また、声に出てますよー』ピシャ
っと注意喚起!
これにはサトラレも観念したのか、意気消沈。
この日は一日、救世主の登場によって平和が守られたのである。
ここから激動の最終章へ
次回 サトラレ エピソード5(DBナレーション風に読んで)
チャラララ~♪チャラララ~♪
おっす、オラうまやん。
おどっれぇたなぁ~。あのサトラレがまるで子供あつかいじゃぁねーかー
オラだって負けてらんねぇ~よくもまっすーを殺しやがって。
サトラレ、オラ貴様をぜってぇゆるさねー
次回サトラレ エピソード5 『サトラレ破れる!!すべての怒りを込めた一撃』
お父さん~あの人トナドナされてどこいちゃうの~