【入院あるある】大部屋でよくある話 マウンティング対決2
大部屋によくある風景
大部屋ならではのあるある
大部屋にはいろんな人が集まってくる。
6人ともなると入れ替わり立ち代わり、入ってくるので各個人のデータをまとめるだけで全く飽きない。想像を掻き立てる様な人間観察ができる。
音だけを頼りに、その人の人間性まで想像できる。
今回のあるあるは、癖が強い者同士が相部屋で起こしたあるあるで少し生理的に無理な方もいらっしゃると思うので、食事中の方は読まない方がいい。
気分もわるくなるのでw
食後に加熱する大きな一戦
前回での食事中のマウンティング対決は引き続き静かに行われている。
今回は食後1時間ほど経った辺りから、急に大きなマウンティング対決が発生したのでそのことについて触れていきたいと思う。
私はこれが天下分け目の決戦であったと認識している。
はじめに登場人物のおさらいと紹介をしておこう。
まず、『くちゃじい』我が大部屋の大将
・文字通り食事をくちゃくちゃ食べるくせのあるじいちゃん。
・病室歴は私よりも長くこの病室の長老的存在。
・テレビカードを常備しているいわば入院のプロ。
・性格は温厚な方で看護師さんに対しても紳士的(サトラレには半ギレ)
続いて、『げプじい』大部屋の覇権を取ろうとする新進気鋭の老将
・食事中及びそれ以外においても、ゲップを多用する。
・病室歴3日目辺りから本気出してきた。
・看護師さんに対する接し方を見てもちょっと偏屈な感じ。
・入退院をかなり繰り返しているみたいで、我が物顔で慣れた感じ。
さらに、『セキンガルさん』ここ1週間くらいの新参者、若武者
・入院初心者、40前後、おデブ
・手術後の影響で永遠 咳をしている(たんが絡むのか)
・性格は温厚、すごい低姿勢、同室では数少ないまともな人間
最後に、『遠野さん』手術後もうすぐ退院を控えてる、影の人
・入退院はベテラン、耳が遠いものすごく!
・長期ではないからなのかあまりマウンティングはしてこない
・耳が遠いせいで声は数倍でかい、看護師さんと話がかみ合わない
大部屋配置図
屁ゲたんの乱
それはある日の昼食後、突然始まった。
セキンガルさんは手術後なかなか、たんが絡みずっと『かー、かっ、んー』みたいな息苦しい呼吸をしている。
それの事が、食事をとった後に一休みしようとしていた老将げプじいの癇に障ったのか突然ものすごいゲップが放たれた。『ゴーーゲッヅプ!がぁ!』
セキンガルさんは、たんの絡みを気にしながらも静かになる。
この突然放たれた大きなゲップに素早く反応したのが大将くちゃじいだった。しかし、今回は食事がない…くちゃくちゃ音をだせない。。。
くちゃじいは考えた。どうしたら。。。その時だ『ブぶぶうぶー、プッ』
くちゃじいの起死回生の放屁が決まった!!
私:なんだこのタイミングw
そこから短い間隔で繰り出されるお互いの攻防戦。
そんな中、遠野さんの退院後の説明で看護師さんがやってきた。
薬の飲み方や退院は誰が迎えに来るか等のやりとりのためだ。
げプじい『げっげっがーぷっう、おらぁ』げ 中
くちゃじい『ぶぶぶぶ、ぷぶー』屁 中
セキンガルさん『んーん、かっかっ』たん 小
看護師さん『これからー○○〇…』説明声 大
遠野さん『えーっ、はー?なんて?』声 大
激しい戦いはやがておさまり、
混沌とした大部屋の午後の昼下がり。。
天下分け目の決戦の後ってこんな感じの余韻なのかな…
などと戦国時代に思いを巡らせながら、今日も一日過ぎていく。